Brain Slice Keeper BSK4

ブレインスライスキーパー BSK4
スライス前インキュベーター（4リング構成）

【用途】
- インキュベーション媒体中で数時間維持される脳スライスの前処理
- 4つの独立したリングが、異なる種類のプレパレーションの分離を可能にします
- 簡単に交換可能なナイロンネット上にスライスを支持

【製品説明】
BSK4 ブレインスライスキーパーは、記録チャンバーへの移送前、または実験用テスト媒体でのプレパレーションのインキュベーションのために、多数の脳スライスを前インキュベートするために設計されています。

本製品はBSK1を基に、4つのぴったりと合うアクリルリングを円形マニホールド内に配置し、その間に取り外し可能なナイロンネットを挟む構造となっています。運転時、マニホールド上の4つのリングとネットは、ACSF（人工脳脊髄液）で満たされた専用ホールディングビンに完全に浸漬され、そこへ95%の酸素と5%の二酸化炭素のガス混合物がセラミックバブラーを介して供給されます。

セラミックバブラーは、上部マニホールドに接続された中央のチューブ状チャンバー内に配置され、基部から上昇する泡がACSFを飽和させ、ナイロンネット上に保持されたスライスに対して常に均一な媒体循環を提供します。泡は中央チャンバー内に留まり、スライスの下に閉じ込められるのを防ぐため、連続した媒体循環が保証されます。

この環境下では、スライスは長時間生存可能です。BSK4とホールディングビンは、水浴に容易に移してインキュベーション温度を調整できます。円錐形の蓋は、液滴が直接スライスに落ちるのを防ぎ、設置後は液面が上部リングから少なくとも3mm上に維持され、液体が上面を流れながらスライスに向かって下方へ循環します。

BSK4の標準液体容量は500mlですが、ベースにガラス球を追加することで容量を低減することも可能です。